富士登山おすすめのシャツ

シャツはとても大切

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1泊2日で富士登山をする場合、汗をかきながら体を動かしている時間は、

約10時間前後になります。この間にかいた汗にうまく対応しなくては、

不快な時間が続いたり、体温が低下して体力が失われる、危険な状態になる、

という状態に陥ります。登山に適したシャツを選んで快適に富士山を楽しみましょう。

どんな素材を選ぶべきか?

乾きやすい素材であることが重要です。でもお金をかけたくないのは誰も同じです。

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登山用のシャツを買うと5000円近くするものもありますが、

多くは「ブランド」のマーク代です。

なので、ブランドを求めない方は「ポリエステル100%」のシャツを買うと

問題ありません。

臭いが気になる

速乾性のシャツを着て大量の汗をかくと臭いが通常よりも気になります。

どうしたらいいものか?

>方法1

山だから割りきって、クサイ=格好いいと思う

>方法2

クサくなりにくい素材のシャツを買う

モンベルのジオラインというシャツはニオイが気になりにくいです。

私も実験的に5日間同じこのシャツを着てみましたが、全く臭わなかったです。

ただ、これ一枚で歩くと肌にピッチリ密着して薄手なので恥ずかしいかもしれません。

この上に何でもいいので、シャツが必要です。

ジオライン

>方法3

ポリエステルのシャツの上にもう一枚吸水性の高い綿が含まれたシャツを着る。

ポリエステルは汗を直接吸い込みません。そのため、こもった汗がニオイを発生させます。

そのため、ポリエステルを通過した汗を上に着た綿シャツで吸わせる方法があります。

ただ、この方法は頻繁に着替えをすることをおすすめします。

濡れたシャツを着続けることは、体温低下の原因となります。

ヒートテックはおすすめしません。

ヒートテックには、使用されている素材の中にレーヨンという素材が35%近く使用されています。

このレーヨンは水分を吸いやすく、乾燥しにくいというのが特徴です。

冬、汗を比較的かかないような環境(寒いオフィスなど)で使用するにはとても良いのですが、

汗をバンバンかくような登山にはこの特徴は低体温などの原因となります。

綿のシャツを肌の上に直接着ることはおすすめしません。

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綿製品の特徴は水分を吸いやすく、乾きにくい、です。

ビショビショのシャツで運動をするととても不快だった経験はありませんか?

まさにそんな状態になります。そして登山が進むに連れて気温も下がり寒くなります。

真冬に濡れたシャツで外を歩くようなことになります。

綿のシャツはおすすめできません。

 

シャツの替えは必要か?

雨でびしょびしょになるかもしれません。山小屋に宿泊する場合は1枚シャツを持っていくことをおすすめします。

 

筆者は何を使うか?

私は、モンベルのジオラインとファイントラックのスキンメッシュというのを使っています。

確かにこれがいいのですが、たかがシャツなのに、4000円近くするという高価なアイテムです。

多くの登山ガイドもこれらを利用していますが、仮に私が、登山を始めたばかりだったら?と

考えたらポリエステルの速乾シャツで確実に富士登山に行きます。

確実に問題ありません!!

by 神戸アウトドア店長