富士登山の服装を知る|登山開始から山頂ご来光時まで

富士山だけに限らず、山登りの服装は知っているだけでとても簡単です。
難しいことを考える必要はありませんよ。
準備さえちゃんとしていれば、とても快適に山登りを楽しむことができますので、
ぜひ参考にしてください。

一番重要なことは、「重ね着できる服装を準備する」ということです。

登山をよくする人の間では、「レイヤリング」といわれています。

初心者の方でも、覚えておいてもいい言葉なのが、このレイヤリングです。
レイヤリングとは、登山中の運動量や天気に合わせて服を着脱し、
登山の服の機能をしっかりと発揮させることを言います。

レイヤリングをしっかりとすることで、
余計な疲れがなくなったり、
気持ちよく登山することができます。

とはいってもなんだか難しそうに考えることはありませんよ♪

服を着たり脱いだりしながら登って下って楽しむということです。。

富士登山を例に
写真付きで説明していきますね。

登山開始時(日中)の服装+下着のアドバイス おすすめの素材について

登山開始時

登山開始時はとても暑いので厚着をしないようにしましょう。 とはいっても、厚着ができないくらい暑い時期だと思いますので気持ちの良い服装をすればよいでしょう。

ここでおすすめなのが、シャツや下着の素材です。

化学繊維の素材でできたシャツがおすすめなのですが、
具体的には、ポリエステルなどでできたものがよいでしょう。

コットンでできたものは着心地は良いのですが、汗をかくと乾きにくく、
体が寒くなります。寒いからだで寒いところを歩くのは本当に辛いですよ。

運動するときに汗をかいても快適に過ごせるような下着やTシャツが販売されていますので
そういうものを着用するといいでしょう!

登山時におすすめのシャツの例はこちら↓

(モンベル)mont-bell ジオラインL.W.ハイネックシャツ Men’s 1107488 SH/NV シャドウ/ネイビー S

ズボンは、動きやすい収縮性のあるものを選ぶといいでしょう。
これも化学繊維でできているものがオススメです。
ジャージでもいいのですが、ジャージよりも、登山用のズボンのほうが頑丈にできているので
破れにくいそうです。

が、着心地がいい動きやすい運動用のズボンであればなんでもいい!のです。

綿素材のものは、乾きにくいのでジーンズなどはやめておいたほうがいいです。
特に雨に濡れた場合、重くもなります。

登山時にオススメのズボンの例はこちら↓

収縮性の高いストレッチ素材が体の動きにフィットします。「MOUFLONストレッチマウンテンパンツEXTREME SPORTS(スエードグレー)34インチ」

少し寒くなってきた時の服装 富士山8合目付近

寒い時

少しだけ寒くなってきたら、フリースなどの防寒着を着用しましょう。

真冬に着ていたものでいいのですよ。普段着でも問題ありません。

登山用のフリースの場合、濡れても乾きやすく軽くてあたたかいものが多いので
もし自分のものを冬物から出してくるのが面倒だったり、
本格的なものを使ってみたい場合は、レンタルをおすすめします。

風が強い時の服装

風が強い時

風が吹いてきて防寒着でも寒い場合は、雨具を着用しましょう。
雨具は雨の時だけでなくても風から体を守るためにも使えます。

冷たい風が体に吹き付ける事で体感温度はどんどん下がっていきます。
風を通しにくい雨具を着用することで体温が保たれ、疲れにくくなります。

暑さを感じてきたら、胸元のジッパーを少し上げ下げすると調整できます。
神戸アウトドアでは上下に別れたタイプの雨具がレンタルできます。

雨が降ってきた時の服装


雨が降りだしたら

雨が降ってきたら、雨具を上下共に着用しましょう。

富士山の場合、雨宿りするところがありませんから、雲行きが怪しくなってきたら早めに着用しておくのがおすすめです。

ズボンを履いたら砂よけスパッツもすぐに着用することで、最大限の装備の威力を実感できます。
砂よけスパッツは、細かい砂や砂利を防ぐだけでなく、雨が来るの中へ侵入してくるのも防ぎます。

レンタルしている雨具が、防水透湿性に優れた布地でできているので、
汗をかいても快適です。
専用のメンテナンス剤により撥水処理が施されていますので、使用前や使用後にご自身で洗濯しないようにしてくださいね。

首元に隠されたフードをかぶれば完璧です!

山頂付近での服装

御来光待

いよいよ御来光が見られるという山頂での服装です。

御来光を待っている間、じっとしていることが多いのでとても寒くなります。
持っている洋服を全て着て、じっと待ちましょう。
防寒着にフリース以外にダウンジャケットを持ってきている場合、
防寒着、ダウンジャケット、雨具というように、雨具が一番外側になるように
着用しましょう。

気温は真夏でも3度程度です。
真冬の服装がおすすめなので、
心配な方は毛糸の帽子などもあるといいかもしれません。

下山時

今まで着用していた服を少しずつ脱いだり着たりしながら、ゆっくりと下山しましょう。

登山中に行った着脱を同じように行ってください。

暑かったら脱ぐ、
寒かったら着る、
雨が降ったたら雨具を使う

これであなたもレイヤリングの達人です!

まとめ

初心者の方だと、何を着ていけばいいか本当にわからないことが多いと思います。

この記事で少しでも皆さんの初めての登山のサポートができればうれしく思います。
レンタルでもほとんどのものが揃いますので、ぜひ一度神戸アウトドアのレンタルページも合わせてご覧ください。

楽しく快適に登山するための重ね着技、ぜひ習得して山登りを楽しんでください。